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現実感

さて、本日は穏やかな一日であった。

食材が底を突いたので、近所のスーパーまでテクテクと歩く。
普段、ずっと部屋に篭りっきりだから、たまに外を歩くといろんな事を考えるね。

先月辺りから、色々な意味で自身の生活基盤が危ういものになっているのだが、なぜか妙に「現実感」がない。脳にかすかな痺れを感じながら、ぼんやりと危機に喘ぐ自分を見ているようだ。

ちょうど10年前に、社会の最下層に突き落とされた。
世の中には、貧乏話を本にするヒト達がいるようだけれど、あの神経はちょっと理解に苦しむ。私には嫌な思いの連続だったし、書き残せるほど無邪気なものでは無かった。「貧すれば鈍す」の通り、かなり際どい事を考えたりもしたが、おかげさまで実行するには至らずに済んだ。

少なくとも私にとっては、異常な時代、異常な体験だったが、正気を失わずに今日を迎える事が出来ているのは、実は「現実感」が無かったからなのだ、と思ったりもした。悪い事ばかりではない。「現実と正面から向き合ってたら、この10年は生きてこれ無かったよ」と自らに言って聞かせる。

考えてみると、子供の頃からそうだった。なにかフワフワと浮いた目線で、日々を過ごしてきた気がする。
記憶は、遠い彼方であり、また昨日の事のようでもある。

「なあに、エロを空想しているんだ!現実感はかえって邪魔になるよ」と思ってもみるが、実際には、お堅い会社に勤めながら、あるいは堅実な日常を送りながら、素晴らしい作品を制作されている御仁を私は沢山知っている。だから、この現実感の無さが必ずしも創作と直結はしていないのだと、自らを戒めた。

年を重ねるたびに、どんどん現実と乖離していく自分が、楽しくもあり恐ろしくもある。
死んでも現実感がなかったらどうしよう?それはやっぱり、成仏したことにはならないんだろうね。

だから、いつかはこの病を治さなければなるまい。
そのうち、医者に診てもらうつもりです。

take

過去も未来も、そして現在も霧の中に生きている。
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[ 2009/07/01 22:41 ] 与太話 | TB(0) | CM(-)

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